QQとWeChatの違い
また香港から更新です。
実は先月も香港に来ましたが、スケジュールがタイト過ぎて更新する時間が取れませんでした。
前回も書きましたが、私は普段は大陸に住んでいるため、ブログを見ることはできても更新することができません。理由は不明ですが、大陸ではブログの閲覧は可能でも管理画面はブロックされています。
それはさておき、私は現在は中国に常駐しているため、ここ最近中国人の友人が一気に増えました。一応、これまでにも多少はいましたが、普段は会わずに遠く離れた相手とQQをするだけなど、気軽にあって遊ぶような友人はいませんでした。
今では積極的に様々なイベントや交流会に参加し、また自分でもバドミントン会と広東人と日本人の交流会を主催するなどしており、比較的充実した日々を送っています。
そろそろ本題に入ります。
中国では、スマホやPCでよく使うアプリケーションが他国とは異なります。世界的(というより、特に日本)では、会話はSkype、インスタントメッセージはLINEが主流ですが、中国ではそれぞれQQとWeChat(微信)が使われています。両方とも広東省深圳(シンセン)市にある腾讯(Tencent)というIT企業が管理運営しています。
このブログでもQQについては度々触れていますが、最近様々な年齢層の中国の方、日本の方にお会いして、一つ重要なことに気づきました。
日本人はQQを使わず、微信だけ使う。
中国人はQQも微信も使うが、最近はほとんどの人が微信を多用する。
ということです。
中国ではフェイスブックやツイッターなど、様々なアプリが規制されていますが、中国で2014年7月からLINEが使えなくなって以降、今までLINEを使っていたほぼすべての日本人がWeChat(微信)を使っています。
一方で、中国人は大抵QQと微信の両方のIDを持っていますが、今では多くの人が微信だけを使用しています。QQはかつてほとんどの中国ネットユーザーが使っていましたが、2011年1月から微信のサービスが始まって以来、今ではほとんどの人が微信だけ使用し、QQはたまに使うかIDだけ残しているという状態です。
そこで問題なのが今の私の状況です。
実は、私はQQは使っていますが微信を使っていません。
ここ最近は特に日本人の集まりに参加する機会が多いのですが、上記の通り、微信のIDは持っているがQQのIDは持っていないという人がほとんどで、結果として連絡先を交換する機会を逃してしまったということが何度かありました。
ということで、スマホ嫌いの私もついにスマホを買うという決断に至りました。
正確に言いますと、今年の5月に一度Coolpadという中国ブランドのスマホを買い、一度は微信をやりました。しかしながら、そのスマホが安価であったこともあり、使い勝手が恐ろしく悪く、かつ、やはり仕事で使う場合は折り畳み式でない従来型の携帯の方が使い勝手が良いため、8月に使い勝手の良いNokiaの従来型の携帯を買って以降、スマホとも微信とも決別していました。
ところが、上述の通り、今では日本人のほとんどが微信を使っており、また中国人でも最近は微信だけを多用している人が多く、これから両方の友人・知人を増やしたい自分としては、またスマホを買わざるを得ない状況となったわけです。
私が微信を使っていた7月までは、日本人はLINE、中国人は微信を使っている人が多く、両方使うのも面倒だし、ほとんどの中国人はQQのIDをもっているため、微信を使う必要性を感じていませんでした。よって、やるとすればLINEでしたが、既にフェイスブックやツイッターがブロックされている状況でしたので、LINEもいつブロックされるかわからないと密かに感じており、また、そもそもスマホ自体もあまり好きではないため、結局使っていませんでした。
いずれにしても、今回香港に来た一番の目的はスマホを買うことです。中国で買った例のスマホには懲りていたのと、できればSHARPのスマホを買いたかったのが理由です。
結論から言いますと、中古ですが、SHARP製のスマホを買うことができました。
新品は見つけることができず、旺角(モンコック)の地下鉄駅近くの先達廣場という中古携帯市場へ行き、ようやく1台だけ見つけることができました。この場所のことはまったく知りませんでしたが、たまたま泊まったホテルの近くにあったため知ることができ、ラッキーでした。
また、これも知らなかったのですが、近くに女人街という有名な露店街もあり、値切り交渉を楽しみながら安く買い物できて良かったです。香港には何度も来ていますが、そもそも旺角に降り立ったのが今回初めてであり、駅近くの歩行者天国では、夜になると至る所で路上パフォーマンスが繰り広げられていました。
話を戻しますが、SHARPのスマホを買った時に店の兄ちゃんにお願いして微信をダウンロードしてもらいましたので、これからは使う機会を増やしていきます。また、微信と同時にLINEもダウンロードしてもらいました。理由は、香港でLINEをダウンロードすると大陸でも使えると聞いたからです。実際にLINEを使うことはほとんどないと思いますが、情報の真偽を確かめ、次回訪港時に報告します。
因みに、Skypeはまだ中国で規制されていませんが、これもいつ規制されるかわかりませんね。ただ、ネット回線を通して会話をするだけなら、QQの方がSkypeより断然使いやすいですし、QQは仕事上でもデータのやり取りなどで多用しますが、Skpyeはまったく使っていませんので、もし規制されたとしても私にはまったく影響がありません。
では今回はこれくらいにします。
センツール
騰訊=Tengxun、タンシュン)と呼ばれる中国広東省深圳に本拠を置く持ち株会社で、インターネット関
友人が増えても、気づくとほとんど日本語だけを使っている日があります。