新HSK6級高得点獲得に向けて!!

中国から発信する中国語学習への取り組み

中国で中国語を学ぶことのメリット

前々回の各級合格のための勉強時間の目安 で書きましたが、私は中国の中国語教室で、これまでに合計301時間(広東語18時間を含む)の中国語を勉強しました。そして、新HSK5級合格時までの受講時間は合計238時間です。

 

正直これが多いか少ないかはわかりません。なぜなら人それぞれだからです。ただ一つ言えるのは、少なくとも238時間は中国語を頭にインプットしたということです。そして、中国語教室での勉強と比べると質的には落ちますが、普段の生活や仕事でも中国に触れていましたので、実際はその何倍もインプットしていたことになると思います。

 

前置きが長くなりましたが、

ここで言いたいのは、インプットよりもアウトプットの方が大事だということです。

 

実際に中国にいる間に中国語を学ぶメリットもここにあります。デメリットはほぼありません。しいて言えば、あまり中国語学習ばかりにのめり込むと仕事や他のことに支障をきたす可能性があるということぐらいです。

 

まぁでもこれは仕事を優先していればほとんど問題にならないでしょう。実際に私も仕事が忙しくなると日曜日すら休めないこともありましたので、当然その週は中国語教室へは行けませんでした。また長期間の出張の時もそうです。ただ、私の場合は同じ所へよく出張へ行っていましたので、その出張先でも系列校へ通いました。とは言ってもこの場合は毎回3時間程で、行くといっても移動日ぐらいしか時間は作れませんでしたが、こうした細かな時間も上記時間には含まれています。

 

話が逸れましたが、中国にいる間に中国語を学ぶことの最大のメリットは、アウトプットする機会に恵まれているということです。つまり、学んだ中国語を直ぐに使うことで頭に残りやすくなると同時に、伝わったという満足感が学習継続への糧となります。一方せっかく覚えても使わないとものの見事に忘れます。これに年齢は関係ありません。

 

よく、「覚えてもすぐ忘れちゃうんだよね。」とか、「もう若くないから覚えられない。」とか言っている人がいますが、ハッキリ言って言い訳です。別に仕事さえちゃんとやっていれば中国語を喋れなくても良いのですが、覚えようとしていても覚えられないのは直ぐにあきらめるからです。

 

「一回覚えてもすぐに忘れちゃうんだよね。」

 

そんなの当り前です。

2・3回でも少な過ぎます。私の場合は5・6回でもまず覚えられません。

 

要は、大事なのはアウトプットの回数です。

 

私の場合は週末に中国語教室で覚えたことを普段の生活や仕事でできるだけ使っていました。もっと正確にいえば、普段中国人がよく言っている言葉で聞き取れなかった単語や言い回しをカタカナ表記でメモったり、中国語でどういう風に言えばよいかわからない表現を書き留めて、週末に先生に教えてもらいました。

 

つまり、使いたい言葉を学び、わかったから直ぐに使ってみる。ということの繰り返しでした。このような感じで、週単位で進歩していったのではないかと考えています。

 

中国語教室では一応テキストがありましたが、私の場合は6時間中半分はその週に発生した疑問を解決することに費やされました。また、実際にテキストを進めていても、そのテキストの内容に関連して疑問が湧いたり、思い出したりする始末で、基本脱線しまくりでした。まぁでも、これがマンツーマンレッスンの最大のメリットであると思います。

 

私の場合は怠け者ですので、自腹で中国語教室に通ってやらざるを得ない状況に自分を追い込むという方法で学習しましたが、意志の強い方は自己学習で十分だと思います。ただ、その時の注意点もとにかく日々使うこと、アウトプットを意識することが大事だと思います。

 

正直、日本語環境で中国語を学ぶ場合はアウトプットする機会に恵まれていません。よって、日本で中国語を勉強する場合は、かなり強い意志とそれ相応の時間をかけて努力する必要があります。実際に私も今でこそ日本にいながら中国語学習を続けていますが、駐在当時にたまに日本に帰ってきても全くやりませんでした。理由はやる気が全く湧いてこないからです。

 

次回に続く