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中国から発信する中国語学習への取り組み

普通語の影響力

毎回香港に来て思うのですが、香港では普通語の方が英語より通じるというのが実感です。香港通の方、いかがでしょうか?

 

まぁそもそも私の英語力が怪しいので何とも言えませんが、
ただ、残念ながら香港人の中にはにはいきなり普通語で話しかけると態度が悪い人もいるため、最近は敢えて最初は英語で話しかけるようにしています。

 

それで、ホテルでのやり取りなど、ちょっとした会話ならそのまま英語で終わってしまいますが、ショッピングなどちょっと込み入った話になると、結局、“你会讲中文吗?(中国語を話せますか?)”となり、普通語で解決してしまいます。

 

せめて香港にいるときくらい英語か広東語でやり通したいのですが。。。まぁ馴れですね。大陸に居る時間、外国語では普通語を使う時間が圧倒的に多いため、仕方ないと言えばそれまでですが、今後の課題です。

 

話を戻しますが、普通語を話せますか?と聞いた時に興味深いのは、大抵の人は「あっなんだ普通語を話せるんだ。」という反応が返ってきます。

 

特に若い人はそうですね。若者は偏見が少ない上、最近では中学校から普通語を勉強するらしいです。また、香港全体で以前と比べて大陸からのお客さんが多くなり、普通語を使う機会が増えた影響で、普通語の方が英語より得意な香港人が多いというか、よく使うので自然とそうなったという人が多いように感じます。その証拠に、街をぶらついているとそこらじゅうで店員さんが普通語を話しています。

 

ただ、これは20代や30代の若い人に多い反応です。
年配の一部の人は普通語を話すと明らかに態度が変わる人がいます。

 

以前知り合ったある日本人は、香港では日本語を話せと言っていました。
もちろん通じるワケがありませんが(笑)、要は、まず日本語を話して相手に日本人だと認識させてから別の言語でコミュニケーションを取れということのようです。

 

なるほどと思いましたが、私はさすがに香港でいきなり日本語で話しかける勇気?はありません。かと言って広東語が話せるわけでもなし、普通語から始めるとかくのごとしということで、これまでの自分の経験も鑑みて、最近では英語で話しかけるようにしている次第です。

 

なお、40代や50代も普通語を操る人は多いですが、やはり普通語よりは英語の方が得意なのではという印象を受けます。


実は昨日のことですが、年配の男性店員に英語で話しかけてそのまま値切り交渉に入ったところ、相手の英語力に圧倒されて、結局相手が言った値切り価格で買ってしまいました。もちろん英語力だけでなく彼の交渉術に丸め込まれたという印象の方が大きいですが、英語力も交渉力もまだまだだなと思ったと同時に、やはり、交渉事では語学力は大事だなと思った瞬間でした。

 

少なくとも、次はこの経験を活かし、英語でマシンガントークしてくる人に対しては「エイゴワカリマセン」ということにして普通語で反撃しようと思います。これも交渉での切り返し方法の一つかなと思います。最後は日本語でまくし立てててやってもいいかもしれません。相手が年配の方だとちょっと失礼かもしれませんが。。。

 

あと、お年寄りの方々はほぼ広東語オンリーですね。まぁこれは仕方がないでしょう。

 

あまり関係ないですが、以前シンガポールへ行った際には、中華系の人には普通語で事足りました。実感では、シンガポールには中華系の他はインド系もかなりの数がおりますが、それでも中華系が圧倒的に多く、それ以外に限ってはすべてマイノリティーであると思います。


タクシーの運ちゃんはほとんど中華系でしたので普通語で十分でした。レストランやホテルも大抵は普通語で十分でした。


因みに、彼等は普通語のことを華語(hua2 yu3)と言っておりました。香港や台湾では国語(guo2 yu3)という人が多いですね。あと、北京語と言っているのは香港や日本にいる日本人であって、中国系の人はあまり言わないという実感です。

 

昔は海外に行く中国人といえば広東人や福建人などが多く、よって、海外では中国語=粤語だったらしいですが、最近では普通語勢力におされていると聞いたことがあります。ほんの5年前までは香港でも普通語はほとんど通じなかったという話もよく聞きます。

  

いずれにしても、最近は円安の影響により、日本に来る中国人観光客は日増しに増えていますし、大陸の経済発展と共に、普通語の利便性が日に日に増しているのは間違いありませんね。普通語は勉強しておいて損はありませんよ。

 

では、次は春節に更新するつもりです。