新HSK6級、第二回受験結果発表!
まぁ一言で言うと。。。落ちました(笑)!
正直、新HSK6級は、去年の3月に受けて186点という合格レベルの点を取っており、かつここ1年間はほぼ中国におりましたので、200点超えはもちろん、230点、240点ぐらいも十分あり得ると思ってました。
ただ、結果は惨敗。。。以下、詳細です。
去る5月16日に新HSK6級を再受験しました。
昨年の3月に既に合格レベルに達してましたし、私の場合はこの点数を使ってどうこうするワケではありません。ただ単に、現時点でのレベルチェックと自己啓発のために毎年この時期に受験しています。
これ自体は3年前に4級を受けた時から同じスタンスですが、4級、5級ともにほとんど準備せずとも一回目で200点を超えました。
ただ、流石に6級は内容のレベルが違ったため、去年受験時の考え方としては、まず6級はとりあえずギリギリでも構わないので合格ラインに乗せ、の後は毎年受けて徐々に上げていこうと思っていました。
よって、去年受験時はそこそこ準備し、目標通り186点というギリギリの水準までもっていくことに成功しました。
ところが、なんと今回は点数が下がって落ちてしまいました。
※現在、5級と6級は点数のみで合格・不合格の判定はありません。ただ、以前は他の級と同様、満点の60%以上で合格でした。
点数を抜きにして考えた場合、つまり客観的に見て、一年前と比べて今の方が中国語の運用能力は確実に上がっていますし、仕事でも毎日使っており、知識も確実に増えています。
ただ、今回受験してわかったのは、それと新HSKのテストとは別ものだということです。
今回実際に受けて、うすうすひょっとしたら去年と同じぐらいかなとは思ってました。
また、一言で仕事と言ってもその内容は千差万別で、仕事毎に問われる能力が違うように、問われる中国語の知識や能力も当然変わってきます。
つまり、たとえ自分の仕事における中国語運用能力が4級から6級に上がったとしても、新HSKで問われる能力に変化がなければ当然点数に反映されません。
また、前回は本当に運が良かっただけです。
というのも、縮写の内容が、「虎の威を借りる狐」であり、最初の10分で問題なく理解することができました。一方で、今回は読んでもまったく頭の中に入ってきませんでした。よって、書けた内容もかなり幼稚で、縮写に限っては半分も取れれば良い方だと思ってました。
かくして、聴解と読解の点数がほとんど変わらなかった結果、縮写の大幅減点の影響で合格点を下回ってしまったのです。
何度も書きますが、中国語を「聞く」「書く」「読む」能力は確実に上がっています。「話す」はまだまだ納得いかない点も多いですが、それでも確実に上っています。
というわけで、300点からは遠のいてしまいましたが、自分の中国語能力の中で去年から上がっていると思う部分がある一方で、変わっていないなという部分もいっぱいあります。
もっと客観的に考えると、中国に来てから一年目より二年目の方が、二年目より三年目の方が「慣れる」というだけで、それと語学能力はまったく関係ないといえるかもしれません。
唯一言い訳をするとすれば、これまでの3回はすべて紙で受験してましたが、今回はパソコンでした。受験をしていて若干の違和感を感じてはいましたが、その違いは思った以上にあったのかもしれません。
いずれにしても、腹が立ったので(笑)、半年後ぐらいを目処に、まずは200点を超えられるように、今度はしっかりと準備をしてからもう一回受けようかと思います。
そして、もう一年に一回受けるのはやめます。そもそもこういう動機づけが不純ですし、本気でやる気があれば日々努力すればよいです。
このブログの前の記事に語学は逆三角形の花瓶に水を入れていくようなもので、レベルが上がれば上がるほど水面が上がるのがゆっくりになると、つまり、努力に比して直ぐに結果が出難くなると書きました。
点数が下がったことは、しかも、今回初めて合格水準を下回ったのは、自分の中国語学習履歴に傷がつくようで残念ですが、ある意味調子こいてた自分に活を入れる意味は十分ありました。
実は以前TOEICを受けた時も自分では能力が上がっていると思っていても点数が下がったことがありました。人によって知識に偏りがあるのは当然ですので、その時の限られた問題数の中では当然あたりの時もあれば外れの時もあります。
つまり、今回の新HSK6級の結果も、TOEICの結果も、どちらも誤差の範囲内なんだと思います。
大事なのは、この客観的に突きつけられた問題、つまり、自分が勘違いしていたことを真摯に受け止め、また周りの言動に左右されず、そして、点数に一喜一憂せず、再び立ち上がって努力し続けることだと思います。
では、また忘れた頃に更新します。