新HSK6級高得点獲得に向けて!!

中国から発信する中国語学習への取り組み

停滞期を乗り越えるためには?

 前回は、とにかく中国語を日々使うことにより中国語をものにしようという意味のことを書きました。

 

「そんなこと言われなくてもわかってるよ。」

 

と怒られそうですが(笑)、実際は中国にいても日系企業に勤めていたり、ましてや日本に帰国した後となってはなかなかアウトプットする機会がありません。つまり、中国語をレベルアップさせるよりも現状維持で精一杯ということにもなりかねません。けれども、やはり「継続は力なり」で続けることが重要です。

 

今回の本題は、この続けるという点に着目したいと思います。

 

中国語学習に限らず、何かを勉強していると必ず停滞期が訪れます。しかも普通は一度や二度ではありません。ですが、これは多くの方が知っていると思いますが、その停滞期を乗り越えた暁には一段上のレベルへ脱皮することができます。

 

ここで重要なのが、その停滞期を見誤らないことです。

 

どういうことかと言いますと、停滞期はその時のレベルによってその長さが変わってきます。以下の表をご覧下さい。※Excelで簡単に作っただけですので悪しからず。

 

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これは植木鉢をイメージしています。

が、よく例として使われるのは、このような逆三角形の形をした花瓶です。学習すること、つまり知識や経験が上から水のように注がれることにより、下から順番に水が溜まっていき、水の上面が今の自分のレベルというわけです。

 

もう一度この入れ物をよく見て頂きたいのですが、下から上に向かって口が広くなっています。つまり、併せて表記した文字を使って説明すると、入門レベルを通過するために費やした水の量(努力)は一番少なく、初級以降のステップで同じ水の量を注いでも通過するには足りないということです。そして、中級、上級と次のステップへ行くにしたがってさらに大量の水が必要とされます。

 

上の図では少しわかりにくいかもしれませんので、次は下の図をご覧ください。

※Excelでサクッと作っただけですので悪しからず。

 

 f:id:ctw0123:20130921172648p:plain

  

先程の図を横に並べて階段のような形にしました。

階段の各ステップの部分が停滞期だと思って頂ければ結構です。つまり、レベルが上がるにつれて、次のレベルに行くまでの停滞期が長くなるというのがおわかり頂けるかと思います。

 

説明が長くなりましたが、学習を続けている中で目に見えて進展がなくても焦る必要は無いということです。停滞しているときは、やり方の向き不向きや効果的な水の注ぎ方(努力の仕方)などいろいろ考えてしまいますが、水を注ぎ続けている以上必ず溜まっていきます。そこで例えば、始めたときより年を取っているから等の理由をつけて辞めてしまうのはもったいないです。

 

人間の脳なんて極論を言えば20歳を過ぎたら60歳くらいまで余り変わりません。

 

ある40代後半の方は、中国へ行ってから脳が活性化?!されたらしく、お蔭で中国語を覚えることに成功したとのことです。慣れない環境にいると疲れますが、確かに脳が活性化されるという意味では良いことだと思います。

 

話を戻しますが、この例えに水を使っていることはもう一つ重要なことを示唆しています。つまり、水は放っておくと蒸発してしまうということです。

 

せっかく注いだ水も放っておくとどんどん減ってしまう(レベルが下がる)ので、常に注ぎ続ける(努力し続ける)必要があるということです。よって、レベルを上げるためには常に蒸発する勢いを超える勢いで注ぎ続ける必要があります。悲しいことに、ただ続けているだけでは現状維持にしかならない可能性があるということです。

 

このことはつまり、あまりいろんなことに手を出し過ぎるとどれも中途半端になってしまうということを警告しているような気がしてなりません。特に自分に(笑)。

 

次回は、前回触れたマンツーマンレッスンについて書く予定です。