HSKKとは?
HSKK(汉语水平口试考试 = han4 yu3 shui3 ping2 kou3 shi4 kao3 shi4 )とは何か?
決して、HSKの書き間違いではありません。ちなみに、私は最初そう思っていました(笑)。
直訳すれば、「漢語レベル口頭試験」となります。
意訳すれば、「中国語のスピーキング能力を測る試験」となります。
新KSKでは、
听力(ting1 li4)= リスニング
阅读(yue4 du2)= リーディング
书写(shu1 xie3)= ライティング ※作文(zuo4 wen2)
※注:書き取り試験の実施は3級以上です。
の3つの技能のレベルを測ることができますが、人の言語能力は主に4つの技能に分けることができますので、これではあと一つ足りません。
そうです。最後の一つが話す能力、つまり、口语(kou3 yu3)= スピーキングです。 つまり、HSKKは、TOEICテストに対するTOEIC SWテストと似たような位置付けとなります。
ちなみに、新HSKで測ることができる3つ能力は、紙媒体だけで済みますので、笔试(bi3 shi4)= 筆記試験と呼ばれ、HSKKは口试(kou3 shi4)= 口頭試験と呼ばれます。
私は新HSK6級を受ける前に、景気づけとして、年明けあたりでこのHSKKの高級を受験する予定です。ちなみに、HSKKは以下の通り3つの級に分かれています。
1.語彙力
初級:200語前後の一般常用語彙及びそれに相応する文法知識
中級:900語前後の一般常用語彙及びそれに相応する文法知識
高級:3000語前後の一般常用語彙及びそれに相応する文法知識
2.実用能力
初級:中国語の基本的な日常会話を行うことができる。
中級:中国語を母国語とする人たちと流暢に会話をすることができる。
高級:中国語全般にわたる高度な運用能力を有し、流暢に自分の意見を表現する
ことができる。
中級と高級ではかなりの差があるように感じます。必要な語彙力だけを見る限りでは、難易度は、
HSKK中級<新HSK4級<新HSK5級<HSKK高級<新HSK6級
となると思います。ただ通常、会話では読解よりも必要とされる語彙力は少なくなりますし、話し言葉と書き言葉ではまた違ってきますので、会話特有の言い回しの習得が必要になります。そう考えますと、HSKK中級は新HSK4級と同程度、HSKK5級は新HSK5級よりは新HSK6級に近い実力が必要とされると思います。
実は新HSK5級受験時に同時にHSKK高級も受験しようかなと思いましたが、これらの指標を見る限り、少なくとも新HSK5級を満点近くで合格できなければHSKK高級で高得点を取ることは難しいと考え、新HSK5級だけに集中することにしました。また、流暢さという点ではまだ不満があったのも見送った理由の一つです。
先にも聞きましたが、言語能力は読み書き聞く話すの4技能すべてが必要とされます。よって、読めるけど書くのは苦手や、聞き取れるけどうまく喋れないでは話になりません。ですので、日本に帰国後の今でもQQを使ってできるだけ中国語を話すことにしていますし、モチベーション向上のためにもHSKKも受験する予定です。
このブログのタイトルは新HSK6級満点合格へ向けて!! ですが、サブタイトルとして、「HSKK高級の満点も狙うよ!」と付け加えておきましょう(笑)。