新HSK6級高得点獲得に向けて!!

中国から発信する中国語学習への取り組み

各級合格のための勉強時間の目安

これから新HSKを受験する人のために、新HSK各級合格のための勉強時間の目安を確認したいと思います。と言っても公式な指標ではなく、あくまで私の場合について公表するだけですので、参考程度にして下さい。

 

ということで、以下が各級受験日までに私が中国語教室で中国語を勉強した時間です。

 

通学開始~新HSK4級・・・87時間

4級受験後~新HSK5級・・・151時間(+広東語18時間)

5級受験後~現在まで・・・45時間

 

となり、これまでに、 

普通語283時間+広東語18時間=301時間

 の中国語を中国語教室で勉強したことになります。

 

ちなみに、広義の意味での中国語は、北京語(bei3 jing1 hua4)・上海語(shang1 hai3 hua4)・広東語(guang3 dong1 hua4)等の方言を含めた「中国で話されている言葉」ですが、狭義の意味での中国語、つまり中国の標準語は、通常、北京語音をベースにした普通語(pu3 tong1 hua4)のことを指します。よって、日本などの外国で言われている中国語とは、通常、この普通語のことを指します。

 

なお、よく普通語と北京語は同じだと言っている人がいますが、これは少し違います。北京語をベースにしているという意味では正しいのですが、厳密には完全にイコールではありません。本当の北京の地元の言葉はやたらと儿(er2)音(巻き舌音)が多いです。東北の大連でもやたらと巻いていた印象があります。

 

まぁでも、こんなことで喧嘩しても仕方がないので、普通語=北京語だと言っている人に出会ったら、ちょっと指摘するぐらいか、そうですね。と言っておきましょう(笑)。

 

ところで、大陸で普通語と呼ばれている標準語は、台湾では国語(guo2 yu3)、香港では北京語(beg1 geng1 wa2※広東語)、シンガポールで華語(hua1 yu3)と呼ばれることが多いというのが実感です。

 

加えて、大陸でも普通語のことを漢語(han4 yu3)や中文(zhong1 wen2)と呼ぶことも多いです。ただ、漢語は厳密には「漢民族の言葉」という意味になりますので、ご存じの通り多民族国家の中国にいおては、標準語という意味で漢語を使うのは若干不適切です。また、中文はデジカメの言語切替などを思い出して頂けるとわかりやすいのですが、日本語やEnglishに対して中文を用います。つまり、外国語に対しては普通語ではなく中文を用います。

 

そして、中文はどちらかというと「表記としての中国語」というニュアンスが強いです。というのも、中国では方言の数だけ発音の数がありますが、書面は簡体字(jian3 ti3 zi4)、つまり漢字で統一されています。言い換えれば、話し言葉は標準語や各方言でかなり発音が異なりますが、書き言葉は唯一漢字表記しかありません。実際上は、広東語等の話し言葉主体の方言では標準語の漢字では表現できない語彙があるので独自の漢字で補っているようですが、基本的には中国全土で同じ漢字と同じ文法を用いているといって差し支えないでしょう。先程のデジカメの表記などは書き言葉ですから、中文としているのも頷けます。

 

私自身の実感としても、会話では標準語のことを普通語や漢語という人が多いですが、中文という人は比較的少ないです。いずれにしても、中国大陸においては、

 

会話では普通語

書面では中文

 

と覚えておけばよいでしょう。ちなみに、新HSK(新汉语水平考试)は新漢語レベル試験となり、ここでは漢語を用いています。普通語は漢民族の言葉である北京語をベースにしており、その能力を測る試験なので、ここでは漢語が一番曖昧さが無く適切ではないかと思います。

 

話がだいぶ脱線してしましましたが(汗)、自分の新HSK各級合格時の獲得点数と中国語教室で勉強した時間を考慮しますと、各級で合格ラインの180点以上を獲得するために必要な最低限の勉強時間は、

 

新HSK4級・・・70時間

新HSK5級・・・140時間     ※合計210時間

新HKS6級・・・280時間(予想) ※合計490時間

 

といったところではないでしょうか?

 

前回、来年末に新HSK6級を受験した方が良いかもしれないと書きましたが、あまり期間が開き過ぎると緩んでしまうので、これまで毎年春に受験したペースの通り来年の春に受験することに決めました。また、年明けあたりにHSKK(汉语水平口试考试)というHSKの会話版の高級を受験しようと思います。

 

次回はこのHSKKについて言及します。