中国語学習を始めたキッカケ
現在コツコツと中国語の勉強を続けている私ですが、最初から意欲的だったわけではありません。第一、日本で生活している限り日本語以外の言葉を使う機会などそうそうありません。やったとしても三日坊主が関の山。
ということで、無謀にも「你好,谢谢」状態で中国に足を踏み入れました。2011年の正月明けのことです。
その後は出張ベースで日本と中国を何度か行き来しましたが、ほぼ進展なし。
中国に居る間はやはり言葉で困るため(笑)、単語を調べたりと中国語の勉強っぽいことをするものの、日本に居る間は中国語に無関心でした。これでは上達するハズがありません。この間、
・「一,二,三,四」といった数字。(これは一番最初に覚えました。)
・「我,你,他,她,我们,你们」などの基本的な主語。
=私、貴方、彼、彼女、我々(私達)、貴方々(貴方達)
・「是,吃,看,去」などの基本動詞。
=~です、食べる、見る、行く
・「饭,菜,酒店,这个、多大」などの生活に密着した語。
=ご飯、野菜、ホテル、これ、何歳
などの簡単な単語は習得しましたが、文章を構築できるレベルではなく、よって、とても会話が成立するといった状態ではありませんでした。
そんな中、10月初頭の国慶節から長期間中国に居ることになり、いるに従って私の中国語も徐々に進歩するため、11月にはようやく「你好,谢谢」状態から抜け出せたと思えるようになりました。ただ、依然として通訳なしで意思の疎通がはかれるといった状況ではありませんでした。私が中国語で言ったことに対して、相手から
「(你说的)什么意思?」
=(貴方が言っているのは)どういう意味?
と聞かれても、什么意思の意味自体がわからない始末。(言われたこっちが什么意思)
ただその頃は忙しかったこともあり、何とかやり取りができるという状態に甘んじているしかありませんでした。
また、半分諦めもありました。30近くになって一から外国語を覚えてものにするなんてそもそも無謀なんだと。しかも、まだ駐在になるかどうかもわからないし、それに、本当にしゃべれるようになりたければ留学するしかないから、その時は休職か退職してどこかの大学の語学学校へ行くしかないなと。
そんな中、ある雑誌の存在を知りました。
Whenever(みなさんウェネバーと呼んでました。)という日本語の月刊誌です。
日本語で書かれた媒体としては、他にもジャピオンという週刊の新聞やPPWという週刊の雑誌もありましたが、私の中ではこのウェネバーの存在が大きかったです。月刊誌ということもあって他の2つより情報量が多かったこともありますが、特に中国語教室に関する案内が大量に載っていたことは大きかったです。なぜなら、
中国で働きながら中国語教室に通って中国語を覚える。
という新たな発想ができるようになったからです。そして、これまた偶然か必然か、時を同じくして年明けから正式に駐在になることに決まりました。つまり、10月に来て以降しばらく中国にいることが決まったわけです。
「留学して勉強するのも悪くないけど、そんなモタモタしてる場合じゃない。それより今後駐在として中国でやっていくなら、言葉はいつか覚えますというスタンスでは中国人の同僚と上手くやっていけるハズがない。」
ということで、12月に入って少し余裕が出てきたのを機に中国語教室に通うことにしました。 (続く)
なお、前回書き忘れましたが、私は毎日更新するようなマメな人間ではありませんので悪しからず。