新HSK6級高得点獲得に向けて!!

中国から発信する中国語学習への取り組み

本日出発!

今日からまた中国へ行きます。

空港から初登校、じゃなくて(笑)、初投稿です。

今回の渡航はこれまでとは違ってかなり長期になる予定です。

 

ということで、前回のメインタイトルの変更に引き続き、今日からサブタイトルも変更します。

 

旧サブタイトル:元駐在員がつづる中国語学習に対する取り組み

新サブタイトル:中国から発信する中国語学習への取り組み

 

ただ、これまでより更新回数が増えるかどうかは不明です。しかしながら、これまで多かった回顧録中心の記事ではなく、より鮮度の高い生の情報をお届けできるのではないかと思います。

 

乞うご期待!

受験結果発表!!

試験日:2014年3月16日

 ・ 新HSK6级:听力46,阅读71,写作69,总分186

 ・口试(高级):口试65,总分65

ということで、なぜか両方とも合格してしまいました(驚)。

 

先月の記事では、筆記の新HSK6級は合格ラインの180点前後、口試(高級)は合格云々というレベルではない酷いデキだとお伝えしていましたので、嬉しいというよりは、正直ビックリしました。

 

今回、筆記の新HSK6級に関しては、阅读が予想外に良くてびっくりしましたが、听力が低過ぎるのは納得できません。ただ、これは前回の記事でも書きましたが、写作は予想通り60点を超えましたし、試験結果は恐らく合格ラインギリギリになるだろうという予想通りでしたので、総合点に関してはまったくもって納得しています。

 

いずれにしても、新HSK6級はこのタイトルどおり満点レベルを目指しますが、今回、ギリギリですが一応合格点に達しましたので、次に受験するのは今までのペース通り一年後だと思います。

 

一方、口試に関しては、なぜあのデキで合格なのか全く理解できません。理由は、受験直後に書いた記事のとおり、第4部分の朗読を除いてほぼ何もできないような酷いデキであったからです。

 

つまり、合格の望みすらないようなデキの私が、ほとんどICレコーダーに吹き込むことができなかった私が合格なら、同じ会場で受けた人はほとんど合格していると思います。よって、口述試験に関しては、その信憑性に疑いを持たずにはいられません。

 

そして、もっと問題なのが、これが口述試験の最高ランクの試験だということです。今回、幸か不幸か、筆記同様ギリギリですが合格してしまいました。

 

やはり、会話の試験であればICレコーダーに録音するようなことはせず、対面式のテストにするべきです。ただ、実際は費用や人材の面で難しでしょう。そして、であるならば、会話能力の向上は試験に頼らず、実際に中国人と話すか、QQやSkype、LINEを使って中国人と話すことで鍛えましょう!!

 

いずれにせよ、一つだけ確実なのは、私はこの口試を受験することは二度とないということです。

 

それはそうと、今回、一点気になったことがあります。

 

ウェブサイト上の成績照会が当初の16日から本日22日に遅れたのはお約束?!ということで別に意に介していませんが(笑)、口试(高級)には判定欄に「合格」と表示されましたが、笔试(新HSK6級)では「-」となっており、無表示でした。

 

ん?と思って点数の下に書いてある但し書きを読んだところ、

以下のように書いてありました。

 

 2013年の試験より5級・6級の成績報告に合否が明記されなくなりました。

 2012年内の試験までは5級・6級に関しても、

 6割以上のスコア獲得で「合格」と記載されていました。

 

とのことです。

あれ?いつの間に変わったんだ?と思い、手元にある4級と5級の成績報告書を見たところ、確かに4級の总分の下には、「总分180分为合格(Passing Score:180)」と書かれていますが、5級には何も書かれていませんでした。しかも、4級の成績報告書の紙は「新HSK」という透かし入りの、日本で公布される住民票の写しのような薄緑色の品質の良い紙が使われていましたが、5級の方は普通の白い紙に変わっています。

 

私が4級を受験したのが2012年5月、5級を受験したのが2013年4月です。ともに広東省で受験しました。上記の但し書きが正しいとすれば、2013年以降は、1~4級までは合否判定があり、5級と6級はTOEICのように合否判定ではなく点数で結果を判断するという形式にかわったらしいです。

 

私が5級を受験したのが2013年で、6級を受験したのが2014年ですので、以前はどうなっていたのかわかりませんが、2012年から2013年を境に紙質が変わったとするならば、運営や考え方などが根本的に変わったのかもしれません。

あくまでも憶測ですが。。。

 

とにかく疑問は尽きません。6級を合格する実力がある人が5級を受けることはありませんので、6級だけ合否判定なしにすれば事足りると思います。また、6級の場合は例え合格したとしても、そもそもの目的が中国語力の向上であるため、私のように点数が低い場合は時間をおいてまた受験する可能性が高いです。ですので、6級においても合否判定があっても別に良いと思います。

 

これは要するに、旧HSKの形態に近づけたのだと思います。

 

私は旧HSKの受験経験がありませんが、基礎・初中級・高級の3つの試験があり、それぞれ合否ではなく点数によって、1~2級(基礎)、3~8級(初中級)、9~11級(高級)というように結果を捉えるらしいです。つまり、5級と6級はレベルが高いし受験者も多いので、そういう風に変えたというだけのことでしょう。

 

HSKは、ヨーロッパのCEFとかいう6段階の基準に合わせて基礎・初中級・高級の3つのテスト形式から1級~6級の6つのテスト形式に変えたらしいですが、それだったら対応表みたいなものを示せばよいだけで、テスト形式としては以前の3段階で十分だったのではと個人的には感じます。

 

まぁそれはいいです。それより問題なのはこのブログのタイトル・・・

 

新HSK6級満点合格へ向けて!!

 

・・・「合格」って、間違ってるじゃん(笑)。

 

新HSK6級は、このブログを始めた去年7月の時点で既に合否形式ではなくなっているのに、それに気づかず(汗)、しかも誰も指摘してくれず(悲)、今日まで間違った情報を流し続けてしまいました。

 

そもそも去年の4月に5級に合格した時点(今で考えれば合格相当点)で気づくべきでしたが、その前の年に4級を受験した時のイメージが強く、しかも、去年からその辺のルールが変わったとあって、恐らくあの時点では中国語教室の人たちでも把握していた人は少なかったのだと思います。

 

ということで、今日からこのブログは「新HSK6級満点へ向けて!!」に変更します。 

受験を終えて 口試高級編

続いて口试(高级)についてです。

 

この口述試験に関しては、率直に言って、酷過ぎてあまり振り返りたくないのですが(汗)、戒めの意味も込めてご報告したいと思います。

 

まず、HSKの試験は、午前、午後、夕方、夜の4つのパートに分かれており、筆記4級と6級は午前、筆記5級は午後、口試中級は夕方、口試初級と高級は夜の部です。以下はHSK日本実施委員会のウェブサイトから引っ張ってきました。

※出典:http://www.hskj.jp/guide/

 

 

試験時間

 

時間帯

試験

受付開始時刻

試験開始時刻

試験時間

A

筆記(午前)

2
4

6

9:10

9:30

65分間
115分間
150分間

B

筆記(午後)

1
3

5

13:10

13:30

50分間
100分間
135分間

C

口試

中級

16:20

16:40

41分間

D

口試

初級
高級

18:00

18:20

37分間
44分間

 

 つまり、当日、筆記6級と口試高級の両方を受けた私は、午後丸々空き時間となってしまいました。私は今回阪神の試験会場まで遠征しましたが、試験会場となった甲南大学岡本キャンパスでは食事ができませんので、駅近くにあるレストランで遅めの昼食を摂りました。

 

食後も暫くレストランに居ましたが、一人であまり長居もできませんので、ちょっと周辺をブラついた後会場の大学に戻ったのが午後3時。この時点で試験開始までまだ3時間もあります。こんなことならカフェで時間を潰してから戻るべきであったと少し後悔しましたが(笑)、口述試験なので少し喋る練習をしたいという思いがあり、結局、寒空の中、会場の外のベンチに座って参考書を読みながら準備していました。

 ただ、それでも3時間は長かったです(笑)。

 

試験は18:00から受付が始まりました。

しかしながら、のっけから嫌な予感が的中しました。

 

まず、会場は午前に受けた筆記6級の時とまったく同じ階のまったく同じ教室でした。つまり、会話の試験であるにもかかわらず、一つの大きな教室で35、6名の受験生が一度に受験することになります。

 

口試は対面形式ではなく録音でやるということは事前にしっていましたが、流石に一人一人個別に実施するものだと思っていましたのでびっくりしました。口試の受験生は少ないですし、日本では3月と12月の年二回、しかも会場は東京、名古屋、阪神の3会場に限られていますので、てっきり視聴覚教室のような特別な場所を用いて実施するものだと思っていました。

 

実はそう思った理由は他にもいくつかります。まず、私は4級と5級を中国の同じ大学で受験しましたが、会場の教室には一人一人パソコン(試験では未使用)とヘッドホンが用意されており、听力(聴解)のときはヘッドホンから直接音を聞くことができるため、普段よりも更に集中して聴くことができました。

 

また、日本でTOEIC SWテストを2回受けたことがありますが、SWテストは通常のTOEICテストとは異なりPCを使って実施するため、必ず一人一台のPCとヘッドホンが用意されていました。確かTOEFLも同じだったと記憶しています。これらのテストを受験中は、周りの話す声が多少気になるものの、自分の試験に集中しようと思えば十分集中できました。

 

若干話が逸れましたが、午前の筆記6級も午後の口試高級も日本で受験するTOEICの時と同じく、教室前方にラジカセを置いてその音により実施されました。これ自体は大きな影響はありませんが、中国で受けた時と比べて受験環境が劣るのは明らかです。

 

いずれにしても、口述試験まで午前に受験した筆記6級と同じ環境、つまり、大部屋でみんな一緒にやるというのは衝撃的でした。一体どうやってやるのかと。

 

話を本編に戻します。

教室の入口で受付終了後、自分の席を探して着席しました。すると、すべての受験生に一つずつICレコーダーが用意されておりました。「なるほど、でも大丈夫か?」というのが率直な感想でした。

 

その後、18:20から説明が始まりました。

 

試験の準備段階として、ICレコードの操作方法と試し録音にかなりの時間を割いたあと、ようやく試験開始。試験中はずっと録音しっ放しでした。

 

第1题 - 第3题 听后复述

 

最初に30秒間ナレーションがあり、その後90秒の解答時間が与えられます。

 

基本的に聞いた内容をそのまま繰り返し言えば良いのですが、要約したり、要点だけ述べても大きな問題はありません。そして、問題を聞いている間は一切メモを取ってはいけません。これは最初に説明がありました。

 

ただ、実はこれ大問題でして、手元の2010年発行の参考書では、聞き取りながらメモを取って良いと書いてありました。

 

日本語でも相手が30秒もしゃべった内容を覚えるのは結構大変ですので、当初は後半の3問より難しと思いましたが、メモできるなら何とかなると思ってました。しかしながら、実際はメモは禁止。

 

結局ほとんど何もできず撃沈しました。

  

第4题 朗读

 

問題用紙に書かれている文章をそのまま読みます。解答時間は2分間。

 

ただ、初級や中級と違い、文章にピンインが書かれていませんので、読み方がわからない漢字は予測して言うしかありません。

 

その辺りの理由もあり、朗読の前に10分間の準備時間があります。この準備時間の間に朗読文章の確認と第5問と第6問の準備をします。例の手元の2010年の参考書には10分の配当時間の目安が書いてあり、第4問に2分、残り2問にそれぞれ4分が望ましいとありました。

 

今回、まず第4問において読めない字や難しい字にピンインを書き加えながら一通り読んだところ、なんとこの朗読の準備だけで4、5分も費やしてしまいました。残り2問に影響が出たことは否めません。

 

ちなみに、読めない字がある場合は、日本語の漢字と同じで、同じ部首が使われている違う漢字読みを当てはめれば良らしいです。ご参考までに。

 

ところが残念なことに、これだけ準備したにもかかわらず、すべて音読し終わる前に解答時間の2分が経過してしまいました。余裕で確実に発話していましたが、最後の1、2行が残ってしまいました。唯一高得点が狙えるパートであったために、最悪です。もう少し焦って話すべきでした。

 

第5题 - 第6题 回答问题

 

それぞれ1行~2行の質問が書かれており、各2分30秒の間に解答します。 

 

参考書には、2分~2分15秒解答するのが良いと書いていました。これは準備されしっかりすれば恐らく大した問題はないと思います。朗読の前の10分間で、キーポイントとなりそうな単語を紙に書いておけばよいのです。しかも、試験ですので、実際にしゃべる内容はフィクションで構いません。

 

ところが、実際は1分程しか話すことができませんでした。

 理由は複数あります。まぁほとんど言い訳ですが。。。

 

理由1:集中できない。

最初の方で書きましたが、教室内の35、6名の受験生が一度に喋ります。うるさいことこの上ないです。その中で、ある程度手元の紙に書いてあるとはいえ、自分が話そうとする内容を考えて話すというのは、かなりの集中力が求められます。しかも、会話ではなくスピーチです。これもレベルとしては全然違います。

 

理由2:周りのプレッシャー

私の場合は、恐らく集中できる環境であったとしても、今回はせいぜい1分半話すのが限界であったと思いますが、例え2分半話す実力があったとして、あの場でやり切るのは極めて困難です。

 

なぜなら、ほとんどの人が1分~1分半で話し終わるため、それ以上話す人は周りがシーンとして全員が聞き入っている中でひたすらしゃべり続ける必要があります。

 

私の前や横の人は私よりも早くしゃべり終わってましたが、後ろや少し離れたところでしゃべっていた人は、流暢で発音もよく(それを聞き取れていた時点で集中できていないのですが。。。)、確実に2分半しゃべり続ける実力があったと思います。ただ、彼らも2分を超えて話すことはありませんでした。あのプレッシャーの中で話すのは至難の業です。

 

このように考えると、ヘッドフォンとマイクを使って受験できるところと、このような大きな会場で受験するのとでは、こと口述試験に関しては結果が随分と変わってくると感じました。 

 

ちなみに、前述しましたが、私は今回阪神の会場で受験しました。もし他の会場と条件が違ったら不公平だと思いましたが、いずれによ、もう日本で受験することもないので調べることはしません。

 

とにかく、今回わかったことは、聞く、読む、書くの3能力は最上級のレベルに手が掛っているかもしれませんが、話す能力に関してはとても高レベルとはいえないということです。

 

今回勘違いした最大の原因は、目安とされる単語数だと思います。口述試験はそれぞれ、

 

高級:3000語前後の一般常用語彙及びそれに相応する文法知識

中級:900語前後の一般常用語彙及びそれに相応する文法知識

初級:200語前後の一般常用語彙及びそれに相応する文法知識

 

となっています。

新HSK6級は5000語以上ですので、それを受験するレベルなら、3000語程度など余裕だろうと思っていました。

 

ただ、それは大きな間違いでした。

 

要は、話す場合は、読み書きなどする場合の半分か3分の1しか力を発揮できないということです。これは今回受験して初めてそう思いました。中級の内容を見て簡単過ぎると思うのは、読んでそう思うだけであって、実際に喋るとなると今のレベルでも十分難しと思います。

 

今の実力が新HSK6級の合格ラインだとすると、5000語×60%=3000語として、3000語÷3で1000語。まさに中級でちょうど良いレベルです。この口試に関して今回収穫があったとすれば、話す能力というものは、他の能力と比べてより一層の努力を要するということでしょう。

 

結果は一ヶ月後にネットで確認できますので、発表され次第ご報告したいと思います。

受験を終えて 新HSK6級編

去る2014年3月16日、新HSK6級と口試(高級)を受験しました。

 

結論から書きますと、受験するのが早過ぎました。

特に口試は惨敗でした。

 

まずは、筆記である新HSK6級の説明から綴ります。

9:10~ 受付開始

9:30~ 説明開始

まずは日本語で説明がありました。最後に、「ここからは中国語で進行します。」とのアナウンスがあり、中国人と思わしき女性が中央に立って話し出しました。その女性、日本語が自然だったので、この時まで中国人だとは思いませんでした。言われれば確かにそうかなというレベルでした。

 

ともかく、こちとら新HSK4級受験の時から現地で中国語だけの司会進行で受験してますので、これにはまったく動じませんでした。5級も同じ場所で受験しましたが、試験前に繰り返し、

 

・携帯の電源を切る。

・不正を怪しまれたくなかったら鞄を前に持ってくる。

 

の2つを強調していたのを思い出しました。ちなみに、あまり関係ありませんが、2回とも同じ女性試験官でした。

 

まぁどうでも良い話はこの辺にして、そろそろ新HSK6級のテスト内容を説明します。

新HSK6級は、听力(聴解)、阅读(読解)、书写(作文)の3つから構成されています。

 

1.听力(聴解)

 

第一部分:ナレーションを聞いて、4つの選択肢から正答を選ぶ問題です。計15問。

 

第二部分:まず、長い会話文を聞きます。その後、5つの質問に対して各4つの選択肢

     から正答を選びます。会話は全部で3つです。計15問。

     TOEICのPart3と同じ要領です。

 

第三部分:まず、長いナレーションを聞きます。その後、3~4つの質問に対して各4つ

     の選択肢から正答を選びます。会話は全部で5~7つです。計20問。

     TOEICのPart4と同じ要領です。

 

基本的に第一部分、第二部分、第三部分の順に難しくなります。ただ、あくまで直前の模試の結果ですが、私の場合、なぜか第一部分の正答率が極端に低いです。模試の結果を単純に1問2点で計算した場合、听力の合計点は毎回大体50点前後でしたが、第一部分の正解は数問でした。

 

第一部分の解答はどれも似ており、ある意味確実に理解していないと正答を選ぶことができません。ただ、長文の正答率は良いので、訓練次第で比較的簡単に解決すると思っています。よって、この听力については楽観視しています。

 

2.阅读(読解)

 

第一部分:間違い探しです。4つの選択肢の中から、文法的に誤っている文を選択

     します。計10問。

 

第二部分:穴埋め問題です。各設問とも4つ前後の空欄があり、各選択肢には空欄と

     同数の単語が記載されています。そして、最適と思う組み合わせを選択

     します。計10問。

 

第三部分:穴埋め問題です。第二部分の選択肢は単語でしたが、第三部分では選択肢

     が文章になっており、難易度が増しています。長文2つで、空欄は各5つ、

     選択肢も同じ5つです。計10問。TOEICのPart6と同じ要領です。

 

第四部分:長文読解です。長文ごとに4つの設問があり、各設問の4つの選択肢から

     正答を選びます。長文は5つで、計20問。

     TOEICのPart7のシングルパッセージと同じ要領です。

 

これも基本的に第一部分、第二部分、第三部分、第四部分の順に難しくなります。

 

ただ、これもあくまで直前の模試の結果ですが、第一部の間違い探しではほとんど正解を選ぶことができません。四つの選択肢すべてが正解に見えてしまうという典型的なダメパターンです。

 

さらに、第二部分は気持ち的には簡単なのですが、同じく正答率が低いです。一方で、長文問題の第三部分と第四部分の結果はかなり良く、この二つでほとんどの点数を稼いでいるといった始末です。

 

模試の結果を単純に1問2点で計算した場合、阅读の合計点も毎回大体50点前後でしたが、第一部分と第二部分はほとんど点数に寄与しませんでした。

 

よって、実際のテストでは、第四部分→第三部分→第二部分→第一部分の順に解答しました。理由は、私にとっては、長文読解の第三部分と第四部分は時間さえ確保できればさほど難しくない反面、文法問題の第一部分と語彙問題の第二部分は、知らなければ考えたところでわかりません。従いまして、現実的に考えて、後ろから順番に解いた方が良いと判断しました。

 

実は、この方法はTOEICテストで実施済みです。TOEICのReadingセクションで時間が足りないと嘆いている方も多いと思いますが、試験直前のある時、Part7の長文問題は、時間をかければさほど難しくないことに気づきました。

 

そして、試験当日、Part7→Part6→Part5の順で解くことで初めてちゃんと全問説くことができ、実際Readingの点数も前回より50点上がりました。もちろん点数が上がった理由はそれだけでは無いと思いますし、実力向上という意味では、この方法は根本的な問題の解決にはなっていませんが、力をすべて発揮するという意味では有効なテクニックであると思います。今後の参考にして下さい。

 

3.书写(作文)

 

 作文では、まず1,000字くらいの文章を10分間(阅读)かけて読みます。この間にメモは一切できません。内容を理解すると共に、時間、場所、人物、原因、経過、結果などのポイントを暗記する必要があります。その後、35分間(缩写)の解答時間が与えられます。題は自由に決めて良く。400字前後に要約した文章を書きます。

 

なお、直前の説明では、「解答で使用する文字は繁体字でも大丈夫ですが、簡体字との併用は避けてください。」とのことでした。

 

今回は、「虎の威を借りる狐(狐假虎威)」でした。

 

まず最初の5分で一通り読み終え、残りの5分でキーポイントになりそうな以下の語を暗記しました。

 

从前,一个森林,老虎,朴了过去,狐狸,百兽之王,天神,王中之王,前面狐狸后面老虎,一起跑,欺压,狐假虎威,等等。

 

メモできないのがつらいところですが、試験中は通常よりも集中力が高まっているため、これくらいの数でしたら全く問題ありませんでした。

 

作文の35分が始まると、まずこれらの語を忘れないように欄外に記入します。あとはこれらの語を見ながらストーリーを思い出していき、原文のストーリーに沿った形で手書きしていきました。最後に欄外に書いた単語を消して終了。最初余裕をこき過ぎたため、最後は慌てて書くことになり、結果、見直す時間が取れなかったのは反省点です。

 

400字前後に要約しなければなりませんが、少なくとも、最初から合計で何文字になるか計算してから解答することは、時間的に無理です。書きながら調整していくしかありません。

 

反省点は、虎、兽、欺などの一部の語を書き間違えたことと、觉得や但是、然后などの語を何度も使ってしまったことです。认为,可是,于是などの似た語をもっと使うべきでした。ただ、それだけ余裕が無かったともいえます。しかしながら、キーポイントとなる語を盛り込みつつストーリーに沿った形で書くことができましたし、文字数も400字のラインを少し越えたところまで書くことができましたので、まずまず60点以上は取れていると思います。

 

4.まとめ

 

以上を鑑みますと、点数は书写、听力、阅读の順に良いと思われます。結局、新HSK5級の時と得意不得意分野の順序は同じになりそうです。

 

正直、当日は結構集中しており、直前の模試の結果よりは良い結果がでるとは思いますが、今回は合格するのはちょっと難しいかなと思います。そもそも6級のレベルに達していないというのを実感したのがその理由です。

 

しかしながら、HSKの採点方法は非公開ですし、听力と阅读は共に前半より難しいとされる後半の方が正答率が高いです。このため、思ったより高得点が出る可能性もあります。

 

また、試験の場合は一般的にいって、全然ダメなら見込みはありませんが、ちょっと厳しいかなと思うときは大体合格するそうです。確かに、4級も5級もちょっと厳しいかなと思っていて合格しましたので、6級も意外と合格してしまうかもしれません。

 

そして、受験前はとりあえずギリギリで良いので合格しておきたいと思いましたが、現時点では例え合計で180点を超えていなくても、今の自分の実力として受け入れる心構えができています。

 

まぁあくまで目標は満点レベルの中国語力を獲得することですので、今回はただの通過点と考えれば、合格か不合格かはさほど大きな問題ではありません。いずれにせよ、今回受験したことで自分の弱点がよくわかりましたので、それが一番の収穫だと思います。 つまり、

 

・相手の言っている内容だけでなく、ニュアンスまで完全に把握する力。

・文法的な間違いを見抜く力。

・根本的な語彙力。

 

以上の能力を今後伸ばす必要があります。

多听多看です。

 

長くなりましたので、口試(高級)の結果は次回報告します。

もうすぐ受験日

新HSK6級満点レベルの中国語能力を目指す!

という目標のもとに始めたこのブログですが、特に今年に入ってから日中を行き来きすることが多く、更新が滞っています。そして、この状況はもう暫く続きそうです。

 

それはともかく、新HSK6級と口述試験高級の受験日が決定しました。

2014年3月16日(日)です。

 

1ヶ月前に申し込みましたが、当ブログでの報告が遅くなりました。すみません。

なお、以前も書きましたが、

 

2012年5月、新HSK4級受験→合格。

2013年4月、新HSK5級受験→合格。

2014年3月、新HSK6級受験予定。

 

と、約一年毎に受験しています。私の場合、何か目標がないと全くやりませんので、一年一回のペースで受験するというのは、学習を継続するという意味でも結構重要です。

 

実は、今回も4月~6月あたりで受験したかったのですが、日本ですと3月、6月、9月、12月の年6回しかなく、しかも、そのうち口述試験は3月と12月しか受験できません。よって、今回は3月に受験することにしました。※口試は東京・名古屋・阪神のみ

 

ちなみに、満点レベルの中国語を目指すというのが目標ですので、来年もまた受験する予定ですが、時期はもう少し遅くなるかもしれません。それに、今年の4月からまた中国を拠点に働くことになります。中国では毎月受験できますので、来年は夏以降、ひょっとすると年末になってからようやく受験するかもしれません。まぁ、気が向いたら受けるということになると思います。

 

ちなみに、今回ちょっと面倒臭いのは、筆記(6級)が午前で、口試(高級)が夜だということです。午後の時間を持て余すことになりそうです。

 

※出典:HSK日本実施委員会が運営サイト http://www.hskj.jp/guide/index.html

時間帯

試験

受付開始時刻

試験開始時刻

試験時間

A

筆記(午前)

2
4

6

9:10

9:30

65分間
115分間
150分間

B

筆記(午後)

1
3

5

13:10

13:30

50分間
100分間
135分間

C

口試

中級

16:20

16:40

41分間

D

口試

初級
高級

18:00

18:20

37分間
44分間

 

この時間割りは、私が記憶する限りではここ2年変わっていません。逆に言うと、4級と5級、5級と6級の同時受験も可能です。まぁ、そのメリットがどこまであるかわかりませんが。。。

正月はいつ?

年が明けて2014年になりました。

 

お正月といえば恒例の初詣ですが、ほとんどの人は1月1日~3日のいわゆる三箇日に済ませてしまうと思います。ただ、一応15日までに行けばよいと言われていますので、1月1日~15日までが正月ということになるでしょう。

 

日本の正月、特に1月1日は元旦と呼ばれ、どんなに忙しくても大抵の会社やお店はこの日だけは休みになります。例え24時間・年中無休営業をうたっていても、1月1日だけは休みだったりします。

 

そして、この元旦は毎年1月1日です。

そんなこと当たり前だ!と、言われてしまえばそれまでですが。。。

 

実は、日本と文化的に近い東アジアの国々もお正月を祝います。

 

但し、ちょっと違いがありまして、日本は明治初期に太陽暦を採用して以来、主に太陽暦の1月1日を元旦として祝いますが、その他の国々では今まで通り太陰暦に基づいて正月を祝います。

 

具体的には、中国大陸、香港、マカオ、中華台湾、朝鮮半島ベトナム、モンゴルなどの国々です。また、華人が多いマレーシアやシンガポールも旧正月を祝います。

 

つまり、何が違うかといいますと、今の世の中は太陽暦に基づいたカレンダーによって動いているため、日本を除く国々では毎年祝うべき正月が変わるということです。

 

ちなみに、2013年は2月10日でした。そして、今年2014年は1月31日です。

 

中国では旧正月の元旦のことを「春节(chun1 jie2)=春節(しゅんせつ)」と呼んで盛大に祝います。爆竹を鳴らして邪気を払うというのが習慣となっており、毎年この時期になるとあちらこちらでバチバチ鳴らしていますが、最近ではPM2.5が一気に増えるからという理由で自粛を呼び掛けている地域もあるとのことです。

 

この春節は年によって違い、1月22日~2月19日の間をうろうろします。

 

冒頭で正月は1月15日までだとお伝えしました。この理由については、私自身、何となくそうかなという程度の認識でしたが、中国に行ってこの春節休みを体験してよくわかりました。

 

実は、中国では、旧正月の1月1日から数えて15日目、つまり旧暦の1月15日を「元宵节(yuan2 xiao1 jie2)=元宵節(げんしょうせつ)」と呼んで、元旦に負けないくらい大いに祝います。多くの会社ではこの日までに休暇が終了していますが、夜になると路上に人が溢れて大変なことになります。

 

中国では、この大晦日=除夕(chu1 xi0)から春節、そして元宵節までの一連の日々を年越し=过年(guo4 nian2)と呼び、一年の長期休暇の中でも特に重視します。

 

日本ではこの時期、正月ボケも治まって社会人も学生もエンジン全開でしょうが、その他の近隣諸国ではこのように真逆の状態です。

 

ただ、その様相は日本とほとんど同じで、帰省ラッシュUターンラッシュが各地で起こり、交通はマヒ状態になります。よって、この時期に東アジア諸国を旅行することは控えた方が良いでしょう。 

 

ちなみに、中国ではこの時期に合わせて1ヶ月程休みを取る人が結構います。上記の交通マヒ状態を回避するというのが主な理由です。

 

確かに、広東省を例に挙げると、中国の内陸部から出稼ぎに来ている人が結構いますし、遠く中国の東北地方から来ている人もいます。しかしながら、日本人の感覚からすると、流石に休みすぎだろう(笑)と思います。

ただそこは、国が違えば習慣が違うということで理解すべきか、いや社会人にそんな甘えは許されない。と、カレンダー通り1週間位の休みしか与えないか、日系企業でも判断が分かれているようです。

また、地元の人にはカレンダー通りの休みを要求して、遠方から来ている人だけには長期休暇を許可するとういう例もあります。

 

いずれにしても、12月~2月のこの時期は、世界中でクリスマスやらお正月やらお祭り騒ぎで仕事や学業に身が入らない人が多いでしょう。

 

特に北半球の人には、風邪やインフルエンザに要注意の時期でもありますが、同時に一年で一番平和な時期でもあると思います。

日本語と中国語の語彙の共通性

日本語の語彙知識はかなりの頻度で中国語のそれに横展開できます。

理由は2つあります。

 

一つ目は皆さんご存知の通り、日本はその昔、中国から漢字をはじめとする様々な文化を輸入し、それらに基づいた語彙が未だに多く根付いているからです。

 

もう一つは、意外と知られていないのですが、中国は近代になってから多くの日本語を逆輸入しました。

 

例えば、政治、経済、文化、社会、法律、貿易、交通、食品、商品、数学、判断、決定、取消、さらには自閉症といった医学用語まで、中国はかなりの近代日本語を逆輸入しました。しかしながら、これを知っている中国人は少ないです。日本人も元々中国から入ってきた漢字ですので、例え同じであっても、昔からのことだと思って特に気にしません。

 

この辺は、中国にもメンツがあるのであまり認めたくないというのが正直なところのようですが、いずれにしても、日本人中国語学習者と中国人日本語学習者双方にとっては、これは結構助かります。

 

つまり、日本語と中国語は文法の部分でかなりの違いがありますが、語彙の意味に関してはあまり学ぶという苦労をせずに自然と身についているいう状況です。日本語の漢字と中国の漢字(大陸は簡体字で、台湾・香港は繁体字)は表記が違いますし、発音も違います。よって、手放しで喜べるわけではありませんが、日本語の漢字と違って一つの漢字の発音は大抵一つだけですので、ある漢字の発音と中国語表記を覚え多場合、それを完全に横展開できます。いくつか例を挙げますと、

 

日本語 = 中文简体字

 

確認 = 确认(que4 ren4)

確実 = 确实(que4 shi2)

実行 = 实行(shi2 xing2)

 

となり、この場合、確実と実行を覚えれば、自然と確実という言葉を覚えたことになります。このように横展開できます。

 

私自身、中国で映画を見た際に字幕で「自閉症」という言葉が出てきてびっくりしました。このような、日本語としてもあまり的を得ていない言葉が中国でも使われています。

 

最近では、帰化という言葉が元々中国語には無く、テレビなどで帰化した外国人に対する表現に困っていたらしいのですが、それで帰化という日本語を使うようになったと何かで知りました。

 

漢字は昔の中国人が作った字ですし、現代語は明治日本人の高い言語能力に基づいた翻訳力の賜物です。つまり、現代日本人にしても現代中国人にしても、昔の人々の発明に、言葉の面でも抱っこといったところでしょうか?

ネックは発音、そして文法。

今回は少し趣向を変えて、日本人の中国語学習、特に会話には何がネックとなるかということについて考えてみたいと思います。

 

まずは何といっても発音です。

 

これは他の外国語においてカタカナで通じることに慣れてしまっている人には頭の痛い話です。中国語は発音、もっと言ってしまうと、正しい声調で発音しないとほとんどの人はわかってくれません。


声調のいい加減な中国語でもわかってくれるのは日本人慣れした中国人だけです。日々巡り合うその他の多くの中国人はわかってくれません。
本当にわかってくれません。

 

一方で、朗報と言いますか、声調を除いた発音、つまり、ピンインだけの発音はいい加減でも大体通じます。

 

ちなみに、ピンインというのは、中国語の漢字に対するアルファベットを用いたふりがなのようなものです。英語と比べた場合、「e」の発音が英語と全く違う点や「x」の発音が無いなどの違いがありますが、それ以外は発音の組み合わせが違うというだけで、後は慣れの問題だと思います。

 

つまり、ピンイン自体の発音は訓練すれば左程難しくないというのが実感です。

問題は声調を伴うピンインの発音です。これは本当にずっと悩まされます。


中国は広く人口も多いるので、住んでる場所によっては標準中国語にかなりの訛りが出ます。しかしながら、ネイティブの中国人なら声調を間違えることはまずありません。訛りのある中国人の中国語より、日本人の方がきれいな中国語を話す場合もありますが、日本人の方は声調がうろ覚えの場合もあり、結果としてネイティブの方が聞き取りやすくなります。

 

ちなみに、普段パソコンで中文を打っていればピンインはすぐに覚えます。ピンインを打った後に漢字を選ぶのが面倒臭いですが、基本的に日本語のローマ字打ちと大差ありません。ただ、パソコンで打っている分には声調はまったく関係ありません。よって、声調はかなり意識して覚えない限り身に着けることは困難です。

 

次に大事なのは文法です。

 

中国語の文法は英語と同じだろ?というのは中国語について何となく知っている人が言うことですが、確かに、日本語や韓国語に比べればという意味では正解です。

個人的な見解では、

 

英語と同じ…5割
日本語と同じ…3割
中国語独自…2割

 

と言ったところです。つまり、単純に英語と同じだろうとSVO的な考え方だけで通そうとするのには無理があります。はっきり言って、中文法は英文法よりややこしいと思います。ただ、文法の勉強なんてものは結局どこまでやるかという部分もありますし、中級レベルではほとんど変わらないと思います。


また、英語と違って中国語に関しては日本語の漢字の語彙を横展開できるため、簡体字表記に慣れてしまえば、意味を把握するという点においては英語より格段に楽です。逆に考えれば文法はうろ覚えでも読めてしまいます。

 

ところが、会話となるとそうはいきません。声調が正しくて文法がいい加減なのと、文法が正しくて声調がいい加減なのとでは、前者の方が会話が成立する可能性が高くなりますが、ブロークンな会話は相手に負担をかけますし、余り良い印象を与えません。

 

中国語は声調が第一なのは間違いありませんが、やはり英語と同じで文法は大事です。これはコツコツ覚えていくしかないと思います。


次回は語彙について言及したいと思います。

なぁなぁが続いたら黄色信号

前回言及した通り、今月も後半に入り、私の一週間の中国語学習量も徐々に元の週9hペースに戻りつつあります。

 

持論ですが、こういう「なぁなぁ」の状態が1ヶ月以上続くと、そのこと自体を忘れ始め、さらに続くと初心を忘れもはやどうでも良くなってしまうものです。つまり、余りやらない状態が1ヶ月以上続くとそのままフェードアウトしてしまう可能性が高くなるということです。

 

よって、例え忙しくてもできるだけ早く元の状態に戻すことが大事だと考えています。

 

特に、語学の場合は仕事と違って急を要する事態ではありませんので、一時的にペースが落ちたとしても、時間を作って徐々にでも構わないので元のペースに戻すことが大切です。

 

私が中国駐在当時、毎週日曜日に6hの授業を受けていたというのはだいぶ前に書きましたが、仕事が忙しくなってくると日曜日も出勤していたため、中国語教室に通うペースも二週間に1回となり、そして、しまいに行けなくなります。

 

通えなくなる一番の理由は、長期出張という物理的な要因です。

 

ただ、そこで私は上記「なぁなぁ」の原則を思い起こし、出張先でも通うべく動きました。まず、現地で教室を探す時間がなかったため、通っていた教室の提携校が近くに無いか調べました。そうしたら、運良く出張先の街に最近姉妹校ができたとのことでした。

 

こうなると、あとは時間を捻出するだけです。

 

出張なので基本的に休みはありません。

ただ、飛行機移動する程離れていた為、午前から移動してその日の夕方に通ったり、メンバーの体調も考えて日曜日は午後から出勤にして午前は中国語教室に通ったり、客先都合で仕事ができない日=休みの日に通ったりしていました。

 

もちろん、出張先では一日6hも授業を受ける時間はありません。

3hの場合が多かったですが、とにかく継続すること、自分に対して、自分はやっているんだというフリというか、思い込みを持たせることに重点を置いていました。

 

今から考えると、毎週コンスタントに6h授業を受けていたことよりも、それよりははるかに学習時間は少ないですが、とにかく時間を捻出して中国語学習を継続していたこの時が一番のターニングポイントであったと思います。語学における「継続は力なり」を身をもって体験した時であったと考えています。

 

メールを用いた遠隔指導を始めてから半年、QQを使ったオンライン指導を始めてから4ヶ月、ここからあと一ヶ月が正念場です。

 

自分の中では習慣としてほぼ身に着いたという実感がありますが、年末までには完全に元のペースに戻すどころかむしろ来年の新HSK6級受験に向けて時間を増やすつもりで、引き続き中国語学習に取り組みたいと思います。

一週間の中国語学習量

前回、私の中国語学習状況と題して、現在取り組んでいる内容をお伝えしました。

 

これは一週間分のスケジュールです。

 

作文あるいは文法の場合は、メールのやりとりまで含めると一つに対して3時間程かかっています。また、QQでの会話中心の授業の場合も、大抵1回につき3時間です。つまり、

 

作文3h×2 + QQ3h×1 = 9h / 週

という計算です。

中国駐在時は毎週日曜日に中国語教室に通い、毎回6h受講していたということは以前に触れました。※出張先では3hでした。
つまり、現在はそれを上回るペースで学習していることになります。

 

ただ、これは当然です。

 

4級から5級までは毎週一回6hを1年続けただけで良かったかもしれませんが、5級から6級には単純計算でその倍の時間がかかります。それに、今は日本に居ることを考えると、毎週9hではむしろ少な過ぎる位です。

 

しかも、多忙等の理由により、私と先生側の予定が合わないこともあり、実際は毎週ちゃんと9hできていません。これからもできるだけ週9h実施できるように努力しますが、特にここ数週間は私も先生達も忙しいため、中国語学習という面では厳しい状況です。この辺はブログ更新の頻度にも表れています。

 

今月後半から徐々にまた週9hペースに戻しますが、試験勉強という意味では、恐らく年明けから本格的に始まると思います。特に12月半ばまではまだまだ忙しくて中国語ばかりに付き合っているわけにもいきませんので、仕方ありません。

 

中国に居た当時も忙しくて中々中国語教室に通えなかった時が何度かありました。それでもめげずに続けた結果が5級合格ですし、特にQQ等で久しぶりに中国語を話すと最初は直ぐ出て来ず、危機感も感じています。

 

以上、現状報告でした。